はじめに

 2010年、明けましておめでとうございます!
 本年は、創価学会創立80周年、池田先生会長御就任50周年という佳節を迎えます。

 この2つの佳節に、私は2つのキーワードがあると思います。
一つは、これまで池田先生が様々な機会を通して、言われてきた「開く」というキーワードです。

 「八」とは「開く義」である。創立80周年を刻む2010年の尾根を堂々と勝ち越えた時、広宣流布の眺望は、一段と限りなく開けゆくのであろう。
(随筆・人間世紀の光46「創立80周年へ創価の上げ潮」)

 「八」とは「開く」義である。
 どうか共々に、妙法を唱えに唱え、正義を語りに語り、生まれ変わったような瑞々(みずみず)しい生命で、勝利また勝利の師弟の劇を勝ち開いていきましょう!
(御書と師弟第29回「妙の三義」)

 仏法では“八とは開く義”と説いている。
(2009.11.14新時代第34回本部幹部会)

 他にも多数ありますが、きりがないので引用はこれぐらいにしておきますが、御書の中では、この部分に当たるかと思われます。

八歳の事はたまをひらくと読むなり、歳(たま)とは竜女の一心なり八(ひらく)とは三千なり三千とは法華の八巻なり、仍(よ)って八歳とは開仏知見の所表なり(中略)歳(たま)とは如意宝珠なり妙法なり八(ひらく)とは色心を妙法と開くなり」(御書745ページ)
八歳は「たまをひらく」と読む。歳とは「たま」の義で、竜女の一念、生命であり、八とは「ひらく」の義で、その一念が三千と開くのである。三千とは法華8巻である。ゆえに八歳は「開仏知見」とあるように、仏知見を開いて顕すところのものである。(中略)歳(たま)とは如意宝珠であり、妙法である。八(ひらく)とは、われわれの生命を妙法の当体であると開き覚ることである。

 これは、御義口伝(上)提婆達多品八箇の大事「第六年始八歳の事」にある文です。
 ここでは、「八」を「ひらく」と読み、その意味として、結論的には、「色心を妙法と開く」ことであると述べられています。
 「妙法と開く」ということは、すなわち人間革命であり、永遠の生命観に立脚することであると思います。

 もう一つは、「50年」です。
 ブログのタイトルにもあるように、池田先生はつねづね「次の50年」に言及されています。

 これからの50年を託すのは、今の青年部の君たちである。未来部の君たちである。
自分らしく輝け! 自他共に幸福に!
(2008.04.12広布第2幕 第7回青年部幹部会)

 若き君たちに、雄々しき師子となって、次の50年の勝利を開いていってもらいたいのだ。
(2008.01.29各部合同協議会)

 「次の50年」がいつから始まるのかは、様々な解釈が可能だと思いますが、「会長御就任50年」ということを考えると、この50年間、全力疾走されてきた師匠から、いよいよ弟子が、「魂の炎のバトン」を受け取るべき最終段階が来たのではないか、と私は考えました。
 とすれば、本年こそが、「次の50年」のスタートといえるのではないでしょうか。

 「次の50年」を「色心を妙法と開く」。その戦いを今日からスタートして参りたいと決意し、ブログを始めることにしました。
 不定期になりますが、日々、学んだことや考えたことを公開していきたいと思いますので、宜しくお願い致します。